※他ブログに掲載した記事だけど、そちらは閉鎖したのでこちらに再掲します(加筆修正あり)。
既に定番の感があるKASKのフラッグシップヘルメットPROTONEだけど、新たにPaul Smithとのコラボカラーが発売されていると友人に聞いて、早速チェックしてみました。
どこで買えるの?
無い?無い?Paul Smithのホームページを見ても、検索を掛けても出てこない。
それもそのはず、このヘルメットは本国でしか販売していない(らしい)。
ならばと本国のサイトへ飛んで探してみるとあったよ、ありました。
あぁかっこええ…。
欲しい…。
前作はタイミングを逸して買えなかっただけに、今回は是非とも入手したい。
Mサイズは売り切れているけど、幸いなことにLサイズは残っている。
頭が大きくて良かった(良くない)。
早速カートに入れてお届け先を入力して…
「ゴメンね、あなたの国には送ることが出来ないの、そんな私を許して」
ということで、日本への配送は不可。
oh…
日本で買えない?ならば、どうするか
イギリスまで買いに行っちゃうか?(ヾノ・∀・`)ムリムリ
イギリスに友人でも居れば買って送ってもらうことも出来るだろうけど、生憎そんなインターナショナルな人間じゃないのでイギリスに友人はおりません。
それでも諦めきれなかったので、前モデル購入経験ありの友人に聞いてみると「毎回高いお金を払って配送代行を頼んでますよw」と。
配送代行と言われてもピンとこないんで調べてみると、海外通販で買った日本へ直接送れない物を、仲介して日本へ送ってくれる業者があるらしい。
それじゃあ、それを使おうと軽い気持ちでパッと見で信用できそうなmalltailにお願いすることにしました。根拠はありません。
Paul Smith からドイツへは送れるらしいので、ドイツのmalltailの営業所に自分の仮想住所(仮想部屋?)を作ってもらって、その仮想住所へヘルメットを送ってもらいます。
冷静に考えればイギリスに営業所のある代行業者を選べば商品の到着も早かったんだろうけど、その時は売り切れちゃ嫌と焦っていたので。
トラブル発生?
8月19日にポチって翌日には Paul Smith から発送されました。
265ユーロ(日本円換算34,730円)でした。
日本の定価(税込31,900円)とそう変わりません。
イギリスからドイツへの送料は無料だった(みたい)。
イギリスから発送されて翌々日にはドイツへ着いていたのかな?業者はDHLです。
ところが、
ドイツへ到着したはずなのにmalltailの仮想部屋へと向かう動きを見せません。
どうしたんだろ?と思っていると、DHLから「インボイスが無いと税関を通せないからアンケートに答えて買った証拠を送って」みたいなドイツ語のメールが来たので、「中身は自転車用のヘルメットです」「個人で使います」って答えて、買った証拠を見せろ?とか言われてもよく分からないんでPaul Smithから届いた「お買い上げありがとうございました」メールをスクショして添付して送り返しました。
それじゃダメ、高いハードル
数日後、また同じようなメールがDHLから届きました。
インボイスのpdfが添付されていたんで、通関出来たのね?と思ったけど、メールのスクショじゃ証拠にならないってやり直しを喰らいました。
そんなこと言われてもどうすりゃ良いのさ。
領収書かカードの請求書って言われても、カードの請求なんてまだ届いて…たw
カードの請求画面をスクショして送り返したらそしたらやっと動き出しました。
malltailからも受け取った旨の連絡をもらって一安心。
ここから先はmalltailで検品してもらって、ドイツから日本までの送料を計算してもらったら、それをカードで支払います。支払い方法はカードのみです。
今回は国際配送料(箱の大きさと何処へ送るかで金額が決まる)59USDと燃油サーチャージ3USD、転送手数料6USDで合計68USD(日本円で7,612円)を支払いました。
てか、転送手数料安くない?
税金の計算
そして、ポチってから3週間弱の9月8日にPROTONEは手元にやってきたのでした。
でも、最後に税金というものを支払わないと手には出来ないのです。
また、この税金の計算が面倒くさい(言われた額を払えば良いだけなんだけど、自分で事前に計算できた方が何かと安心なので)。
関税の計算
34,730円(品物代金)×0.6(課税対象額)=20,838円(課税標準額)
20,000 円 (千円未満切捨)×0.044(ヘルメットの関税率)=880 円 (関税額)→800円(百円未満切捨)
消費税の計算
20,838 円 (関税の課税標準額)+800 円 (関税額)=21,638 円 (これに対して消費税率がかかる)
21,000 円 (千円未満切捨)×0.078(消費税率)=1,638 円 (消費税額)→1,600円(百円未満切捨)
地方消費税の計算
1,600 円 (消費税額)×22/78(地方消費税率)≒451 円 (地方消費税額)→400円(百円未満切捨)
支払うべき税金の計算
800 円 (関税額)+1,600 円 (消費税額)+400 円 (地方消費税額)=2,800円
支払うべき金額は…
2,800 円 (税額)+330 円 (佐川急便代引手数料)=3,130円
※輸入時の関税・輸入消費税は、商品代金(輸送費用等を除く)の60%に対して課税されます。
どうも計算が合わなくて悩んでたんだけど佐川急便の手数料は330円なのね。
郵便局と同じ200円で考えてた。
3,130円を届けてくれた配送員さんに支払ってようやく手にすることが出来ました。
ヘルメット個人輸入のまとめ
今回のヘルメットの個人輸入に掛かった費用は、34,730円(ヘルメット代)+7,612(日本への送料と手数料)+3,130円(税金)の45,472円となりました。
国内流通品と比べると割高ではあるものの、欲しかったヘルメットを手にすることが出来て満足しています。
と言った感じで参考になりましたでしょうか。
知識がなくても配送代行業者のホームページとグーグル翻訳だけで何とかなりました。
直に日本に送ってくれないからと欲しい物を諦める必要はありません。
ま、少しばかりお値段張りますが満足度は高いですw